今回は、1972年4月22日に開業し、その後1996年12月4日に現在の場所に移転開業した“イトーヨーカドー春日部店”を紹介します。
※イトーヨーカドー春日部店は、2024年11月24日をもって閉店予定となっています。
※今回の記事は写真が80枚あります。容量にご注意ください。
公式サイト
イトーヨーカドー春日部店は、東武伊勢崎線(スカイツリーライン)・東武野田線(アーバンパークライン)の春日部駅西口から徒歩5分程度のところにあります。
駅前には大きなロータリーがあります。なお、春日部駅周辺は高架化工事が進められているため数年後には景色が大きく変わるものと思われます。
駅の近くにある春日部西口商店会の看板です。文字が薄くなっていますが、イトーヨーカドー春日部店の広告が掲載されています。
東側の線路反対側から撮影しました。
春日部駅によって東西の行き来が遮られているため、北側の踏切まで迂回しました。
こちらは第2立体駐車場の東側になります。
イトーヨーカドー春日部店には複数の駐車場があるため、こちらの看板は第1立体駐車場の案内になっています。
第5駐車場は平面駐車場となっています。
第2立体駐車場
店舗北側にある立体駐車場です。こちらは西側になります。第2立体駐車場は現在のイトーヨーカドー春日部店と同時期に建てられたものと思われます。
南側です。出入口があります。
東側です。1階には歯医者が出店しています。
高さ制限2.1m以下、重量制限2tとなっています。
階段です。駐車場のものなので必要最低限の造りになっています。
高さ制限からしても分かるように天井が低めです。
エレベーターです。大型のものが2基設置されています。
店舗棟と立体駐車場は若干離れています。
床は模様入りの白色、壁は白色仕上げになっています。
メインの行先階ボタンです。フジテック製で、階数表示はLED式となっています。
上部にはフロアガイドを兼ねたインジケーターが設置されています。
左側にはサブの行先階ボタンが設置されています。
屋上は駐車場自体が大きいこともあり、駐車されていませんでした。
屋上の出入口です。上部には鳩マークとPマークが設置されています。
南側から撮影した店舗棟の非常階段です。非常に大きな階段になっています。
店舗西側にある第3駐車場です。平面駐車場になります。
第1立体駐車場
第3駐車場に併設する形で第1立体駐車場があります。航空写真からすると1980年代に建てられているようです。
規格的には第2立体駐車場と同じで、高さ制限2.1m、重量制限2tとなっています。
第2立体駐車場と比べると設計の古さが目立ちます。
階段です。金属製のものとなっていますがかなり傷んでいます。
駐車場が大きいので、一部を月極駐車場として貸しているようです。
店舗棟には第1立体駐車場の方が近いです。よく見ると旧店舗も記載されています。
エレベーターです。扉は濃い赤系の仕上げになっています。
床は明るい赤色、壁面は薄い茶色で仕上げられています。
行先階ボタンです。日立製作所製で、階数表示は液晶式となっています。よって更新されています。
天井は元々のエレベーターのままのようです。
イトーヨーカドー春日部店
ここからは本題の店舗棟です。こちらは西側です。
南側です。“Ito Yokado”の切り文字が設置されています。
南側には駐輪場があります。
西側にも通路と駐輪場があります。
広告塔は、かつてクレヨンしんちゃんで登場する「サトーココノカドー」仕様(2017年4月9日から4月16日、12月15日から2018年1月8日、2018年4月11日から6月3日の計3回)の広告塔になっていた時期がありました。そのため、半分が鳩マークになっています。
南東側です。1階外周部には宝くじ売り場があります。
南東側にあるメインの出入口です。3階から上が大きなガラス貼りになっています。
出入口横には「サトーココノカドー イトーヨーカドー春日部店 3階特設コーナー」の幕が設置されています。
東側の出入口です。左横に大規模小売店舗プレートが設置されています。
大規模小売店舗プレートです。
第一種大規模小売店舗
設置者 株式会社 大塚家具
(個人4名)
平成2(1990)年11月22日
北東側です。搬入口があります。
非常階段の壁面に設置されているお客様駐車場ご案内です。開業時は満空ランプが点灯していたようです。
北側の通路です。こちらも一部が駐輪場となっています。
パンチングメタルの壁の裏側は非常階段となっています。
敷地の関係で北側出入口は奥まったところにあります。
北西側です。こちらにも大きな非常階段があります。
旧店舗北側に駐輪場がありますが、有料なのでイトーヨーカドーの利用客よりも駅に向かう客が利用しているようです。
27年間のご愛顧ありがとうございました。イトーヨーカドー春日部店は、11月24日(日)をもって閉店します。
旧店舗を含めると52年間になります。
フロアガイドです。地下1階・地上5階建ての店舗になります。
1階のフロアガイドです。正方形ではなく、若干変則的な形状になっています。
色褪せた駐車場の案内と、飲食店の案内です。現在はサイゼリヤとマクドナルドのみになっていますが、2016年5月8日まではポッポ、2017年5月18日まではファミールもありました。
お客様の声ボードです。こちらは閉店に関するメッセージは掲示されていないようです。
エスカレーターです。地下1階のエスカレーターは横に並んで設置されています。
日立製作所製で、ランディングプレートは長方形と正方形が規則的に並んだ模様になっています。
5階の上部は天井が高くなっています。
1階までガラス貼りなのでとても明るいです。
5階の避難経路図です。フロアガイドよりもこちらの方が正確な形状で記載されています。
階段です。屋上は閉鎖されています。
床は模様入りの茶色のシート、壁面は白色仕上げになっています。
平成築なのでシンプルな造りになっています。
階段はエレベーター横と、北側にありますが基本的な造りは同じです。
エレベーターです。2基設置されています。
内装は床が薄い茶色、壁面が白色仕上げになっています。
車椅子用の行先階ボタンです。
メインの行先階ボタンです。日立製作所製で、1990年代に多いタイプになります。
上部にはフロアガイドを兼ねたインジケーターが設置されています。階数表示はここのみになります。
左側にも車椅子用の行先階ボタンが設置されています。
初代イトーヨーカドー春日部店
こちらは、1972年4月22日に開業し、1996年11月24日に閉店後大塚家具のショールーム(1997年4月-2018年5月27日)として使用されていた店舗になります。店舗面積は10,722㎡だったようです。
西側です。規則的に並んだ窓や装飾などから明らかに1970年代の造りになっています。
北西側です。築50年以上経過していることや、大塚家具が閉店してからかなりの年数が経っているため痛みが目立ちます。
北側です。搬入口があったようです。
北東側です。1階部分と2階以上で外壁の仕上げが違っています。
屋上の広告塔跡です。骨組みだけ残されています。
東側です。店舗前はコインパーキングとして利用されているようです。
「株式会社ムラタハウジング」の看板が設置されていますが、この建物ではなく近接地にある不動産屋になります。大塚家具として営業していた頃からあるようです。
なお、この一帯は再開発地区に指定されているためいずれ解体されるものと思われます。
1階で唯一営業している美容室です。こちらも大塚家具が営業していたころから出店していたようです。
店舗概要
- 1972年4月22日 初代イトーヨーカドー春日部店が開業(店番号:028?)
- 1996年11月24日 移転に伴い初代イトーヨーカドー春日部店が閉店
- 1996年12月4日 現在の場所に2代目イトーヨーカドー春日部店が開業(店番号:175)
- 2024年11月24日 閉店
- 施設保有者は株式会社大塚家具(2022年4月30日ヤマダデンキに吸収)→不明(株式会社ヤマダデンキ所有?)
- 施設名称はイトーヨーカ堂春日部店
- 店舗面積は14,500㎡
- 営業時間は10:00-20:00
今回は以上です。